関数は一定の処理をまとめておく機能です。関数を使えばいつでも簡単にプログラムを呼び出すことが出来ます。
よく使う同じ処理なんかを関数でまとめておくと便利です。
PHP関数の使い方
関数を使うには2つの手順が必要です。
主に「関数の作成」と「関数の呼び出し」に分かれます。
1、関数を作成する
まずは関数を準備します。
function 関数名 (引数1,引数2){ プログラム内容; return 戻り値; }
引数
引数は、関数のプログラム内容に情報(値など)を渡す際に使われます。関数を呼び出すときに引数を記述すれば、その値に応じてプログラムが実行されます。
また関数を作成する際の引数を「仮引数」、呼び出す際の引数を「実引数」と呼びます。
さらに引数は複数設定できます。逆に引数が必要なければ記述しなくてもOKです。
関数は1つ作成しておけば、何回も呼び出すことが出来ます。作成時、引数を設定しておけば呼び出す際に同じプログラム内容でも異なる値を使うことが出来るので便利です。
戻り値
関数内から返される情報を戻り値といいます。
関数から値を受け取ることが出来るのは1つだけなので注意してください。
また引数と同じように記述しなくてもOKです。
関数を呼び出すコードを変数に代入することで戻り値を使うことが出来ます。
2、関数を呼び出す
関数は関数名と引数を使って、いつでも呼び出すことが出来ます。
関数名(引数);
実際のプログラムで解説していきます。
PHP
<?php function add($a, $b){ $sum = $a + $b; return $sum; } $result = add(2, 6); echo $result; ?>
ブラウザ
8
上から順番に見ていきます。
はじめにfunctionで関数「add」を作成しています。仮引数には「$a」と「$b」の2つを設定しました。
関数の中身は2つの引数を足し、変数「$sum」に代入するプログラム内容となっています。(関数呼び出す際の実引数によって計算結果は異なります)
最後にreturnで戻り値を記述しておきます。
続いて関数の呼び出しは実引数に足したい数字を設定し、戻り値「$sum」を変数「$result」に格納しています。これで戻り値が利用できるようになりました。
最後にechoで変数「$result」を出力します。戻り値を設定していたので、プログラムの計算結果が表示されます。
最後に
関数は基本的にはプログラムをまとめておくための機能ですが、引数と戻り値が出てくると少し分かりづらくなるかもしれません。
まずはこの2つの特徴をしっかりと覚えておきたいです。