うちの庭にはたらの芽が生えてます。栽培したわけではなく、正真正銘の天然物。
これが田舎の面白いところで、そこらへんに普通に高級食材が実ってたりするんですよ。
昔から山菜には冬に溜まった毒素を取り出す効果があると言われてます。
こんなもの体感できるものじゃありませんけどね(笑)
とまあそんなわけで、今年も大量のたらの芽が収穫できたので、贅沢に天ぷらにしていただきます。
身体中の毒素大放出祭開催です。
山菜の王様「たらの芽」
食べる前に、たらの芽をちょっとご紹介。
たらの芽は非常に人気の高い山菜です。
なんせ山菜の王様と呼ばれているくらいですから。
春になるとスーパーでも見かけるようになりますが、1本の木から少ししか採れないので少量にしては少し値段が高いですね。
山菜ハンターも、この時期はたらの芽を狙って山に入るらしいんですが、採れたときはまさに天にも昇るような気持ちなんだとか。
いやいやほんとそれくらい美味いんですよ。その気持ち分かります。
たらの芽収穫のタイミング、食べごろは?
スーパーや料亭でたらの芽を見た時、大きさがずいぶん違うものを目にしたことないでしょうか?
収穫のタイミングによって、葉の伸び具合が様々なんですよね。
- 葉が伸びきったもの(大きい)
- まさに芽のようなもの(小さい)
実はこの葉の伸び具合で味が変わってくるんですよ。
たらの芽は、葉が伸びれば伸びるほど苦味が強くなるといわれています。
正直僕はそれほど気にならないんですけどね(笑)
かと言って、まったくのつぼみの状態ではせっかくの風味が弱まってしまうんですよ。
たらの芽初心者にとっては、葉が3~5㎝くらい伸び出てきた頃がベターでしょうかね。
スーパーとかで選ぶ際は参考にしてみてください。
たらの芽の栽培
たらの芽は非常に繁殖力が強く、天然物でも集団で生えていることが多いらしいです。
現にうちの庭にも1つの場所に大量に生えてますしね。
それはもう宝の山です。
一方で今は栽培の技術も発展してきてますから、栽培物のたらの芽も存在します。
スーパーとかで出回っているのはほとんどが栽培物だといわれてます。
ですがやはり、風味・歯ごたえの点で天然ものには敵いません。
たらの芽の下処理は?天ぷらでいただきます。
それでは、たらの芽の天ぷらを作っていきたいと思います。
たらの芽はちょっとした下処理が必要です。
たらの芽を覆っている根元の赤紫色部分を”はかま”と呼ぶんですが、まずはこれを全部剥いでください。
あと、天然のたらの芽には、ゼリー状の樹液や小さい黒い虫がついているので、よく洗い落としておきましょう。(たらの芽収穫あるある)
こんな感じになりました。
根元は固いので、十字の切り込みを入れておくといいでしょう。
通常はこの後にアク抜きをするんですが、揚げ物にする場合はその必要はありません。
今回は天ぷらなのでこれで下処理完了です。
あとは揚げるだけです。
あらかじめ天ぷら粉を付けておくことで、衣がつきやすくなります。この作業で相当衣の付き方が変わるんですよ。
付けすぎには注意ですけどね。(よく払ってください)
ちなみにうちは「日清 コツのいらない天ぷら粉」を愛用してます。
天ぷら粉といえばこれですよね。
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たらの芽の天ぷら完成!!
言葉も出なくなる程の風味が口いっぱいに広がります。さすがking of 山菜。
他の山菜と比べボリュームがあるので食べごたえもありますよ。そこらの山菜では味わえない食感が楽しめます。
基本塩で食べるのがおすすめですが、天つゆで食べるのももちろん美味しいです。
今年も美味しく仕上がりました。
最後に
近くに「あずきな」もあったので、一緒に天ぷらで食べました。
山菜の天ぷらを食べないことには、いくら桜が咲こうと、雪が溶けようとも春は始まりませんよ。
採っても採ってもあるので、当分はこれだけで食いつなげます。
田舎も捨てたもんじゃありませんよ。