馬刺し通のみぞ知る希少部位「たてがみ(こうね)」。
これは馬からしか取れない部位です。
真っ白で馬刺しとは思えない不思議な見た目。見た目だけじゃなく、味・食感も特徴的なんですよ。
そんなたてがみの特徴、美味しい食べ方をまとめます。
「たてがみ」ってどんな部位?
たてがみは別名”こうね”とも呼ばれます。
馬のどの部位かというと、ズバリ「馬の首の皮下脂肪」。
ちょうどふさふさの毛が生えている部分の下のお肉ということですね。
食用として出荷される馬は、体重800kg~1,000kg(1t)くらいですが、そんな大きな馬からも僅か5kgほどしか取れない希少部位なんです。
そして、たてがみはその白い見た目からも分かる通り脂身です。
しかし成分のほとんどは”ゼラチン質”でてきています。
ですから口の中でとろけますが、その割に脂っぽくて気持ち悪いという印象は受けないと思います。とても食べやすいんですよね。
牛や豚の脂とは全くの別物だと思ってください。
馬刺し通が教える「たてがみ」の美味しい食べ方
馬刺し通はどんな風にたてがみを食べているのか…。
最初はもちろんそのまま食べてみてもらいたいんですが、その後にぜひ試してもらいたいのがこの食べ方。
- 赤身とたてがみを一緒に食べる
これが馬刺し通がおすすめするたてがみの美味しい食べ方です。
馬刺しといったら赤身ですが、赤身にも種類があって「赤身、中トロ、大トロ」の3つに分けられます。
マグロと一緒ですね。
もちろん人それぞれ好みはありますが、馬刺しも霜降りの一番多い大トロが最も美味いとされています。
その分値段も高いんですが…。
何となく想像も付くと思いますが、赤身とたてがみを一緒に食べることで大トロのような味を再現できるんですよ。
淡白な赤身に飽きてきたときに”たてがみ”の登場。
甘みのあるたてがみの脂身がプラスされとても上品な味わいが楽しめます。
これが馬刺し通の食べ方です。
個人的には桜ユッケと一緒に食べるのも超おすすめ。
馬刺しは単品じゃなくて、いろんな部位をセットで買うとより楽しめると思います。
最後に
馬刺しの本場熊本では”たてがみ”が食べられるお店もあります。
なかなか食べられる部位じゃないですが、馬刺し好きなら一度は食べておきたい。
機会があれば、ぜひ赤身と一緒に注文してみてはどうでしょう。