こんにちは。家飲みブロガーのりょう(Twitter)です。
少し前に生の鴨肉を取り寄せて以来、いろんな料理を試してみてます。
先日は「合鴨のロースト(バルサミコソース)」を紹介しました。
そして今回作るのは「鴨のすき焼き」です。”鴨すき”なんて呼ばれ方もしますね。
いろいろコツもまとめておくので、初めて作る際は参考にしてみてください。
鴨すき用の鴨肉は3mm~5mmにスライス
すき焼きとかしゃぶしゃぶ用の肉って、割とペラペラな方が美味しいですよね。
そもそも、さっと火を通して食べる料理なので、厚みのある肉だとなかなかうまくいきません。
当然、鴨肉もなるべくペラペラに切っていきたいところ。
スライスされた鴨肉も買えるので、もともと鴨すきや鴨鍋で食べるつもりの人はそっちを買うことををおすすめします。
ちなみにカットの目安は3mm~5mmくらいの厚さです。
半解凍の状態でスライスしておく
鴨肉を薄く切るコツとしては、なるべく半解凍の状態でスライスしておくことに尽きます。
これは肉を上手に切るときの基本ですね。
火を通した肉なら薄く切るのも簡単なんですが、生肉の場合は至難の業です。プロでも難しい。
鴨肉のような脂がついているタイプの肉はなおさらですね。
どう頑張っても身と皮が分裂してしまうんですよ…。
綺麗に薄く切りたいなら、とにかく半解凍の状態で切ることを意識しましょう。
切れ味の良い牛刀を使う
あとは包丁次第ですね。
やっぱり良い包丁は切れ味が違います。とにかく切り口が美しい…。
1度比べてみると違いが良く分かるはずです。
ちなみに僕は、ヘンケルスの「MIYABI 5000MCD」を使ってます。200mmの牛刀です。
なかなか良いお値段がするんですが、めちゃくちゃ気に入ってます。
お取り寄せした生の合鴨で「鴨のすき焼き」を作る
それでは鴨のすき焼きを作っていきましょう。
1、使う材料は少ない方が良いらしい
今回使う材料はこちら。
- 鴨
- 長ネギ
- 焼き豆腐
- えのき
- 春菊
好きなものだけを揃えました(笑)
前に聞いたことがあるんですが、鴨のすき焼きに使う材料は少ない方が良いらしいですよ。味が悪くそうです。
この他にもすき焼きに合う材料は沢山あるんですが、欲張って入れ過ぎないようにしましょうね。
2、割りしたを作る
材料を切り終えたら、すき焼きの割したの方も作っておきましょう。
分量はこちらを参考にしてみてください。
- 酒・・・大さじ3
- 醤油・・・大さじ3
- だし汁・・・1/4カップ
- 砂糖・・・大さじ1
甘めの味付けが好きな人は砂糖を増やしたり調整してみてください。
鴨すきの割したは少なめでOKです。
3、鴨の脂を炒める
いよいよ調理スタート。
まずは鴨の脂を抽出していきます。切れ端で結構なのでじっくり旨みを引き出していきましょう。
ここは牛のすき焼きと同じですね。
焼いたときに出る脂と、煮込んだときに出る脂は旨みが全然違います。もちろん美味いのは前者。
焼いた方が香も立ちますしね。
4、ネギの表面に焦げ目をつける
鴨の脂が十分に出てきたら、ネギを焼いていきましょう。
表面に焦げ目をつけることでネギの旨みも倍増。鴨とネギの相性は言うまでもありませんよね。
ネギはこの段階である程度火入れをしておくのが良いですね。
「少しトロトロになってきたかな」くらいが目安です。
5、材料と割りしたを合わせて煮込む
最後にすべての材料と割りしたを入れ、軽く煮込んだら完成です。簡単ですね。
1つ注意点を挙げるとすれば、鴨を煮込み過ぎないこと。
鶏肉はパサつきやすいですが、それは鴨肉も同じです。
鴨はちょっとピンク色なくらいでちょうど良いんですよ。焼きすぎると美味さが半減します。
野菜がある程度温まってから、鴨肉を投入するのが良いかもしれません。
鴨すきも鴨鍋に負けず劣らない美味さ
どちらかというと、鴨は「鴨鍋」の印象の方が強いかもしれません。
しかし、鴨すきもそれに負けず劣らなく美味い。
僕自身もともとすき焼き派だってこともあるんですけどね(笑)
店でもなかなか食べられる料理ではないので、ぜひ家庭で鴨を取り寄せて作ってみてください。
余った鴨すきは卵とじでいただく
余った鴨すきは後日卵とじでいただきました。
わざと残しておいて翌朝の楽しみを取っておくのもあり。
ちなみに、割りしたは濃い目の味付けなのでかなり減らしています。
鴨の旨みは数ある肉の中でもトップクラスなので、残ったスープも無駄にはしたくありませんよね。