こんにちは。家飲みブロガーのりょう(Twitter)です。
今回は「鯛の昆布締め」の紹介。
1日手間をかけることで、鯛を格段に美味しく食べることができます。
こうした手間も家飲みの楽しさの1つです。
素人でも昆布と鯛がさえあれば簡単に作れるのでぜひ試してみてもらいたいですね。
ちなみに今回の鯛の昆布締めは握りメインでいただいたので、その辺りも見ていただけたらと思います。
鯛の昆布締めの作り方。昆布の旨みを最大限に移す
それでは早速、鯛の昆布締めを作っていきましょう。
鯛はスライスせずに、柵のままで締めていきます。
1、鯛に塩を振って、水分をよく取る
まずは、鯛に軽く塩を振って水分を出しておきましょう。
数分経つと、刺身の表面に水分が浮き出てきます。それをキッチンペーパーで吸い取っておきましょう。
塩を使って事前に軽く水分を出しておくことで、昆布締めした後の鯛の身がより引き締まるんですよ。
昆布が吸ってくれる水分にも限界がありますからね。地味に重要な作業です。
2、昆布を蒸し器で戻す
鯛の水分を出してる間に、蒸し器で昆布を戻す準備しておきましょう。
ちなみにこれは割といろんな方法があります。
- 蒸し器で戻す
- 日本酒や水を含ませた布で拭く
- 酢と砂糖を混ぜた水に浸す
面倒ですが蒸し器でしっかり戻してあげた方が、鯛に旨みが移りやすいんですよね。
使う昆布によりますがだいたい5分くらいです。
しっとり柔らかくなり、鯛を包みやすくなりました。
3、昆布で鯛の柵を包み込む
いよいよ鯛を昆布で締めていきましょう。
軽く「砂糖」を振っておくと、糖の働きでまた旨みが浸透しやすくなります。(砂糖甘くはなりませんので)
一応鯛の両面に振ってます。
あとはきっちりと鯛の柵全面を昆布で覆っていくのみ。
ラップでしっかり包んであげましょう。
冷蔵庫で1日寝かしたら鯛の昆布締めが完成。
家で簡単に作った鯛の昆布締めの仕上がりは?
けっこう簡単にできたんですが、はたして家で作る鯛の昆布締めの仕上がりはどうでしょうか。
見るからに昆布が水分を吸っているのが分かりますね。
はいオープン。
写真で感じられるか分かりませんが、全く別の鯛になってます。
水分が抜けて身がねっとり。色もちょっと変わってますね。
尻尾の方とか柵の薄い部分は、昆布の旨みが入って黄色くなってるのが分かりますかね?
柵の大きさによっては、1日まで寝かせる必要はないので注意してください。
自分で作ってみると改めて昆布締めの美味さが分かる
身がねっとりしてるので、柳刃包丁でもスパッと切れませんでした(笑)
でもこれが昆布締めですからね。
安い寿司屋さんで食べる昆布締めって、正直普通の普通の鯛との違いが分からないんですが、自分で作ってみると改めて昆布締めの美味さが分かります。
赤酢入りの酢飯で作る「鯛の昆布締めの握り」
今回は、贅沢に厚くカットして握りでいただきました。
昆布締めに使った昆布もトッピング。
「すだち」と「醤油」でいただきましょう。(出来ればすだち必須で)
ちなみに、酢飯には赤酢を15%混ぜてます。
真鯛は赤酢よりも普通の酢飯の方が合うらしいんですが、赤酢入りの酢飯も鯛の昆布締めとの相性は良かったですよ。
赤酢の割合は少なめですが、これでも普通の酢飯とはずいぶん印象が変わりますね。
簡単ですが、割と本格的な鯛の昆布締めが作れるので、鯛で家飲みをやる際にはぜひ作ってみてください。