オージービーフが臭いのってなぜなんでしょうか?
オージービーフというのはいわゆる「オーストラリア産の牛肉」のことですが、国産牛と比べて臭く感じる人は多いと思います。
個人の感じ方や個体差もあるんですが、オージービーフが臭いのには理由があるんですよ。
中には全く臭くないオージービーフもあるので最後に紹介しておきたいと思います。安くて臭くない商品です。
オージービーフが臭いのはなぜ?
日本のスーパーで並んでいる牛肉は、「国産」「アメリカ産」「オーストラリア産」の3種類がメインです。
中でもオーストラリア産の牛肉は値段が安いので、うちでもけっこうお世話になっています。
とはいえ臭い…。
なんとなく「海外産の牛肉は臭いものなんじゃないの?」なんて思ってる人もいるかもしれませんが、アメリカ産の牛肉は臭くないですよね。
オーストラリア産の牛肉、いわゆるオージービーフだけが臭いんです。
安いから仕方ないといってしまえばそれまでなんですが、オージービーフが臭いのはなぜなんでしょうか?
オージービーフが臭い理由は飼料の違いにあった
オージービーフが臭い理由は飼料、つまり与えている餌の違いにあります。
牛の飼料は主に2種類。「穀物」と「牧草」です。
- 穀物・・・臭みが少ない
- 牧草・・・臭みが強い
穀物で育った牛肉は臭みが少なく、牧草で育った牛肉は臭みが強いんですよ。
基本的にはこの考え。実は産地は関係なくて、飼料の差が風味に大きな影響を与えていたんです。
ですから、産地だけを見ても実際にその牛肉が臭いかどうかは完全に判断できないということになります。
あとで紹介しますが、中には牧草牛なのに臭みの無い牛肉もありますし…。
あくまで”一般的には”と思っておいてください。
単純に、国産やアメリカ産の牛は穀物で飼育することが多く、オーストラリア産の牛は牧草で育てていることが多いから、オージービーフだけ臭いイメージを持たれているという話ですね。
オージービーフが安い理由は臭いから?
そして、オージービーフが安く販売されている理由ですが、感の良い方ならもうお気づきでしょう。
牧草の方が穀物で育てるよりもコストが安く済むからです。
牧草で育てる期間が長いほど、商品も安くなります。
別に臭いから安く売っているわけではありません(笑)
あくまで飼料の違い。
安いオージービーフの臭み消し法
人によって牛肉の臭みの感じ方は変わりますが、オージービーフの安さは正直かなり魅力的ですよね。
なかなか肉自体の臭みを取るのは難しいですが、臭み消しの方法をいくつかまとめておきます。
- 強めの香辛料を使う
- 煮込み料理に使う
- ニンニク等、下味をしっかりつける
- 酒に漬け込む
安いオージービーフも食べ方次第でちょっとは食べやすくなりますね。
オーストラリア産の牛肉は牧草で育った「グラスフェッドビーフ」
ちなみにですが、穀物で育った牛と牧草で育った牛にはそれぞれ名前があります。
- 穀物牛・・・グレインフェッドビーフ
- 牧草牛・・・グラスフェッドビーフ
穀物牛は「グレインフェッドビーフ」、牧草牛は「グラスフェッドビーフ」と呼ばれます。
オージービーフは基本的にグラスフェッドビーフというわけですね。
「グレインフェッドビーフ」と「グラスフェッドビーフ」の違い
グレインフェッドビーフとグラスフェッドビーフの違いは牛肉の身質に表れます。
- グレインフェッドビーフ・・・サシが入りやすい
- グラスフェッドビーフ・・・赤身
スーパーに並んでいる商品を見ても、明らかに身質が違います。
国産牛はサシが入って脂っぽく、オージービーフは赤身で淡泊な印象を受けますよね。
ちなみに、グラスフェッドビーフは放牧で飼育されることが多く、牛にストレスを与えることなく育てることができるそうです。
上質な赤身は肉本来の味わいや香が楽しめます。
オージービーフなのに臭くない商品もある
それでは最後に、オージービーフかつグラスフェッドビーフでありながら臭くない商品を紹介します。
同じ牧草でも種類があって、中には全く臭くないグラスフェッドビーフもあるんですよ。
ミートガイというお店の牛肉です。
Amazonや楽天にもお店を出してるんですが、めちゃくちゃ人気でレビューも多い。
実際にレビューを見てもらえば分かるんですが、驚くほど臭みを感じませんでした。
オーストラリア産のグラスフェッドビーフなんですが、1度も冷凍されずに届けてくれるので、非常に良い状態で届きます。
サーロインやリブロースなど部位も豊富ですし、バーベキュー向けの塊肉が非常に安く購入できておすすめです。
赤身好きの方には是非一度食べてみてもらいたいです。