馬刺しと言ったら赤身を想像する人が多いでしょう。
しかし馬刺しにも、牛や豚と同じようにいろんな部位があるわけで。
なかなかお店では出会うことが出来ないので、お取り寄せで馬刺しのいろんな部位を食べ比べてみます。
馬刺しならではの4種の部位を食べ比べ
馬刺しならではの部位4種をセットで購入。せっかくなんで、馬刺しの本場”熊本”のさばきたてを取り寄せました。
各部位ごとに盛り付けてみたんで、写真と一緒にご覧ください。
1、上赤身馬刺し
まずはやはり「赤身」。
いろんな部位があると言いましたが、一番馬刺しの美味さが分かるのはやはりこの赤身でしょう。
口の中に広がる濃厚な甘み…。馬刺しの甘みって牛や豚では味わえない美味さですよね。
そのうえ、あっさりしていながらもちゃんと肉らしさを感じられる。
お取り寄せでも店に遜色ない味を堪能できました。さすがは熊本馬刺し。
2、たてがみ刺し
続いての部位は「たてがみ」。別名コーネとも呼ばれます。
馬一頭から5kgしか取れない希少部位。馬の首元の皮下脂肪らしいですよ。
見るからに脂の塊といった感じですが…。切っていてもそんな感触です。
しかし、いざ食べてみると全然脂っぽさがないことに驚きます。皮下脂肪だからでしょうか。
噛みしめると脂らしい風味を感じますが、まったく気持ち悪さを感じません。とても不思議な感覚。
コリコリした食感と聞いてましたが、どちらかというとモチモチした感じですね。
この後また話しますが、このたてがみという部位にはかなりの可能性を感じます。
3、ふたえご馬刺し
こちらは「ふたえご」。馬のあばら付近にある三層の身です。
こちらもたてがみ同様1頭の馬から5kgしか取れない希少部位。存在感がすごいですね。
真ん中の赤身の部分は、最初に食べた上赤身とは全くの別物。噛みごたえのある肉質です。
周りの脂はモチモチ。
試しに一枚やいてみると、ロースと牛ホルモンを組み合わせたような味わい。
馬の焼き肉ってあんまり聞いたことありませんが相当美味いです、これ。
気まぐれでやってみたんですが、焼き肉用の馬肉も購入してみたくなるほど。
4、馬刺しユッケ
最後は「馬刺しユッケ」。この美味さは僕が伝えるまでもないでしょう。
付属の特製ダレに卵黄も追加。できることなら毎日食べたいこの味。
焼肉店でよくユッケを頼みますが、この安さでも味はなんら遜色ありません。
「馬刺しの全部のせ丼」に感じた”たてがみ”の可能性
馬刺しの全部のせ丼。なんとも贅沢な一杯です。
前にサービスエリアで「さくら丼」を食べたことがあったんですが、馬刺しってご飯にも合うんですよね。
なかでもおすすめの組み合わせはこの2つ。
- 上赤身×たてがみ
- ユッケ×たてがみ
色々食べ比べしている中で、たてがみは引き立て役として最高の部位ということが分かりました。
通常の赤身をより上質な味わいに高めてくれます。マグロを一瞬で大トロにしてくれるような存在。
細かく刻んで和えるだけで、馬刺し以外の料理にも上手く合わせられるような可能性を感じます。
馬刺しの本場「熊本」からのさばきたてをお取り寄せ
今回の馬刺しをお取り寄せしたのは「熊本馬刺しドットコム」。馬刺しの本場「熊本」からさばきたての馬刺しを取り寄せ出来ます。
楽天で購入したんですが、熊本のゆるキャラ”くまモン”のBOXで届くサプライズも面白い。
食べ比べの写真で紹介した通り、綺麗な肉質の本格馬刺し。正直ここまでのレベルだとは思ってませんでした。
完全に冷凍された馬刺しですが、冷水に入れて5分で解凍できます。その辺の店で食べる馬刺しも結局はこれと同じなんでしょうね。
最後に
店でもなかなか見かけない希少部位。特に「たてがみ」と「ふたえご」は、本場熊本くらいでしか食べることが出来ない部位なんでしょう。
赤身を食べた感じではお取り寄せでも十分な味を楽しめるようですよ。