飛騨高山の郷土料理「朴葉味噌」。地元民以外はほとんど食べたことないんでしょうね。
今回は地元民の僕がおすすめする朴葉味噌と、そのおいしい食べ方を紹介。また、朴葉味噌を選ぶ時の注意点なんかも話ておきたいと思います。
この味が全国に広まるとうれしいです。
朴葉味噌とは
先ほど紹介した通り、朴葉味噌は岐阜県飛騨高山の郷土料理です。地元では知らない人のいない名物ですが、全国的に知られている料理ではありません。なんともったいない。
朴葉の上に「みそ」「ネギ」「しいたけ」を乗せて焼くのが一番ノーマルな食べ方。
朴葉と味噌の香りが食欲をそそります。ご飯何杯でもいけるとは正にこのこと。うちではたびたび朝食にも登場します。
ちなみに、朴葉味噌の味噌は普通の味噌とは違います。自分で作ろうとしてもなかなか作れるものではありません。
また、飛騨の旅館でもてなす際は、少し豪華に「飛騨牛」と一緒に出てきます。牛肉との相性が抜群なんですよ、朴葉味噌って。飛騨の名物最強の組み合わせといえるでしょう。
あと、日本酒と一緒に食べるのも良い。
地元民おすすめの朴葉味噌はズバリ甘口
そして、地元民がおすすめする朴葉味噌がこれ。「こうじや」の朴葉味噌です。
地元スーパーではよく見かける定番なんですよ。
こうじやから、単品で朴葉味噌用の味噌が売られているくらいなんですが、この甘口の味噌がたまらないんですよ。地元民には、ここの朴葉味噌じゃないとダメって人が多いです。
朴葉味噌を買うときは「甘口」の表記を必ずチェックしてみてください。ほんとにこれで味がずいぶん変わるんです。
まさに地元民おすすめの朴葉味噌。
朴葉味噌の作り方・美味しい食べ方
それでは、実際に朴葉味噌を作ってみましょうか。
朴葉味噌セット以外に準備するのはこちらの3つ。
- ねぎ
- しいたけ
- 牛肉
牛肉はバラ肉でも、焼肉用の肉でもどちらでもOK。好きな方をどうぞ。
1、朴葉の下準備
まずは下準備から。
付属の説明によると、朴葉は軽く洗って1時間ほど水に浸すらしいです。僕はいつもそのままやってますが…。
ホットプレートやフライパンにアルミホイルを敷いてその上に朴葉を乗せます。これだと洗い物も超楽なんですよ。
今回はスキレットを使いました。サイズはぴったり。
ちょっとした焼き物を作るにはスキレットが最強ですね。
2、朴葉に材料を乗せて点火
続いて味噌、ねぎ、しいたけを乗せ点火。この3つが割とノーマルな具材なんですが、これ以外にもいくらでもレパートリーはあると思います。好きなものをトッピングしてみてください。
(※バラ肉を用意した人はこの段階で肉も一緒に入れてしまいましょう。)
少し経ったところで、軽くならしていきます。
3、朴葉味噌の表面がプツプツして来たら混ぜる
味噌の表面がプツプツして来たら完成も近いです。
ここの見極めが超重要。この時点で香りも良くなってきているはずですから、その工程もお楽しみください。
具材に味噌が馴染むように良く混ぜましょう。
4、焼いておいた肉を乗せる
バラ肉を使う際は、他の具材と一緒にすでに投入してあるはず。できれば飛騨らしく「飛騨牛」を使うと完璧ですね。
写真のように厚めの肉を使う際は、肉単体で焼いてから最後に乗せる方法が良いと思います。これも軽く味噌と馴染ませてあげましょう。
たったこれだけで最高のおかずの完成。
ご飯のお供に最高!
田舎で生まれた昔ながらの味ですね。
ただの味噌だと思ったらいけませんよ。味噌汁などに使う味噌とは全くの別物です。
塩分控えめな甘口の味噌は、ご飯との相性抜群で箸も進む。牛肉を入れれることで超贅沢な逸品が完成します。
今回も美味しくいただきました。