皆さんは「市田柿ミルフィーユ」って聞いたことあるでしょうか?
最近テレビ等のメディアでよく紹介されているんですが、これが結構面白いスイーツなんです。
もともと、うちの母が市田柿のファンで今回通販で購入に至ったんですが、これが放っておけない美味さでした。
市田柿ミルフィーユとは
市田柿
写真の下にあるように、スーパーでは干し柿として販売されている「市田柿」をよく見かけます。
市田柿は結構有名な柿のブランドで、なんと江戸時代から将軍に献上されていたという古い歴史を持つそうです。もともとは結構格式の高い和菓子のようですね。
皮むき等の作業を1つ1つ手作業で行っていることからも、伝統的なこだわりがあることが分かります。
ちなみに生産地は長野県です。
市田柿ミルフィーユはそんな市田柿を現代風にアレンジしたスイーツ。
柿とバターを組み合わせるという発想・・・。すでに只者ではない感じがします。
その独特な発想からメディア掲載が多く、多くの賞も獲得しています。
ワイン、ブランデー、ウイスキーなどの酒とも相性抜群で、大人のスイーツとして贈り物にも喜ばれます。
燻蒸・無燻蒸の違い
市田柿は皮をむいた後「硫黄燻蒸」という作業が行われます。
燻蒸は下記の効果を目的としているそうです。
- カビや菌の繁殖を防ぐ
- 酸化を防止し、きれいな色に仕上げる
- 乾燥を促進させる
もともとこの燻蒸という作業は、市田柿生産において必須の工程でした。
燻蒸自体全く健康上の問題があるものではありませんが、食品に対する安全意識が高まる中、より自然なものを届けたいという声が出てきました。そこで登場したのが、無燻蒸で作る市田柿です。
これはとても難しい製法のようで、希少価値がとても高いです。この無燻蒸の市田柿を使ったものは「プレミアム市田柿ミルフィーユ」として販売されています。
実食!市田柿ミルフィーユ
今回購入したのは市田柿ミルフィーユ燻蒸タイプです。
表面の白い粉がとても甘いんですが、砂糖をコーティングしているんではなく、もともと柿の中に合った糖分が結晶化したものだというから驚きです。この柿の自然な深い甘みは市田柿ならではですね。
気になっていたバターも塩気が柿の甘さと絶妙にマッチしています。
これは相当美味いです。
通常の市田柿なら茶菓子として食べたいですが、やはりバターの塩気も相まって酒と一緒に楽しみたい味ですね。
最後に
柿とバターという不思議な組み合わせですが、実は柿は乳製品と相性がいいらしく案外理にかなった組み合わせのようです。
甘さと塩気が絶妙でつい何個も食べてしまいそうですが、少しづつ味わいたいと思います。