JavaScriptの変数について紹介したいと思います。
変数はプログラム中のデータを保管しておくための物です。名前を付けておくことで、それをもとに簡単にデータを呼び出したり、逆に代入したりすることも出来ます。つかいこなせればとても便利な機能です。
プログラムを組むには欠かせない存在なので、文法は確実に頭に入れておきたいですね。
JavaScript 変数の文法
早速ですが、変数はこんな感じで記述されます。
var 識別子=値;
最初に変数を使うときには「var」を使った宣言が必要です。宣言しなくても機能するようですが他のプログラミング言語と区別するためにも、付けるようにしておいた方がいいと思います。
識別子は変数の名前です。自由に設定することが出来ます。
※識別子は「英字」「_」「$」からはじまり、「英数字」「_」「$」で終わるものを付けるように注意してください。また大文字と小文字は区別されます。
基本はこの形ですが、下記の形で表されることもあります。
var 識別子1,識別子2
こんな感じで宣言のみを行うこともできます。
必要な宣言をカンマで区切ることで、まとめて行うことが出来ます。
var 識別子1=10,識別子2=15
識別子と値の両方を指定することも可能です。こちらもカンマで区切ることでまとめることが出来ます。
var 識別子1=識別子2=10
識別子1と識別子2に同じ値を指定する場合は、イコールでつなげばOKです。
変数の簡単な使用例
<script type="text/javascript"> var a="#fff"; document.bgColor=a; </script>
(背景色を#fffに変更)
こんな感じで変数を使えば、複数の場所で変数aを使っていた場合に、「var a」の値1つを変更するだけで、すべての場所に変更が適用されます。
JavaScript 算術演算子
JavaScriptプログラム中で計算をしたいときは、下記の表を参考にしてください。
見て分かる通り単純な記述で計算が可能です。
演算子 | 計算 | ex | 意味 |
+ | 足し算 | a+b | aにbを足す |
– | 引き算 | a-b | aからbを引く |
* | 掛け算 | a*b | aにbを掛ける |
/ | 割り算 | a/b | aをbで割る |
% | 余り | a%b | aをbで割った余り |
++ | 1足す | ++a a++ | aに1を加える |
-- | 1引く | --a a-- | aから1を引く |
インクリメント(++)と、デクリメント(--)はよく使われるので覚えておくといいと思います。
最後に
変数の文法自体は簡単です。しかし実際にプログラムを見ると、変数に惑わされて頭を抱えることも多いと思います。
はじめは苦労すると思いますが、少しずつ慣れていきましょう。
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