こんにちは。家飲みブロガーのりょう(Twitter)です。
今回グルメ大賞を受賞した”楽天で1番売れている”という「毛ガニ」をいただきました。
毛ガニは通常400g前後らしいのですが、こちらはなんと1kg越え。通常の2倍以上の大きさです。
同じ毛ガニの中にもランクがあって、それによって身入りも全然変わってきます。
これは毛ガニの常識を覆されました。
毛ガニは味噌だけで身入りは少ない?
毛ガニは味噌だけで身入りが少ないというイメージがありますよね。
代表的なカニの種類を例に挙げると…。
「ズワイガニ」や「タラバガニ」はサイズが大きいので身も多いんですが、毛ガニは比較的小さくて身入りが少ないというのが一般的。
その分味噌は沢山入ってるんですけどね。
カニ味噌好きなら迷わず毛ガニを選びますが、身を食べたいとなるとタラバガニやズワイガニに軍配が上がります。
形を残したまま「握り寿司」にしたり、ポーションにして「しゃぶしゃぶ」でいただく場合はやっぱりタラバやズワイですよね。
これくらい特徴がはっきりしているので、料理によって使われる種類もある程度決まってるほどです。
1kg越えの巨大な毛ガニ。身もぎっしり詰まってます
しかし中にはその例外もいます。
「身」と「味噌」がともにぎっしり詰まっている毛ガニがいるんです。
「若蟹」と「堅蟹」の違い
基本的にサイズが大きくなれば身入りは良くなるのですが、一般に流通している毛ガニは脱皮したての色が綺麗で甲羅が柔らかい「若蟹(わかがに)」です。
こちら見た目は綺麗なんですが品質は落ちるようで…。
見入りが悪くて味噌だけだなんて言われる毛ガニはまさにこれに当たります。
一方、脱皮を何度も繰り返し成長してきた蟹は「堅蟹(かたがに)」と呼ばれ、文字通り甲羅が硬く身が詰まっている高級ガニとして扱われます。
同じ毛ガニの中にもランクがあって、堅蟹はその中でも最高ランクのカニというわけです。
このクラスの毛ガニだとカニ味噌だけでなく身も存分に楽しめます。
当然ただ成長しただけの弱ってしまった「落蟹」は身入りも悪いです。若蟹以下。
新鮮な「活蟹」のまま茹で上げられたものだけが堅蟹として出荷されます。
最高ランクの堅蟹をお家で贅沢にいただく
そんな最高ランクといわれる堅蟹がこちら。
素人の捌きでもこれだけ身がしっかりと残っています。甲羅が硬いといってもキッチンばさみだけで簡単に捌けました。
もちろん毛ガニならではのカニ味噌も健在。
ちなみに毛ガニの捌き方はこちらに詳しくまとめておきましたので参考までに。
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カニ酢でシンプルに
ご覧ください。この身入りです。
肉の厚みで言ったらタラバガニすらも超えてるんじゃないでしょうか?
カニの足は自家製のカニ酢で贅沢にいただきました。
ここまでしっかり形が残っているのでかなり食べ応えがありました。カニの旨みが口いっぱいに広がる…。
カニ味噌和え
肩の身はほぐしてカニ味噌と和えました。
これも毛ガニの定番の食べ方。間違いありません。
ちゃっかり酢飯も炊いて軍艦巻きでカニ味噌和えを堪能。
これぞ毛ガニです。美味い。
毛ガニの甲羅酒
最後は家飲みらしく毛ガニの甲羅酒で締め。
カニ味噌と身を少し残した状態で、温めた日本酒を注ぎます。
お酒自体は安いものなんですが、カニ味噌の風味と香りが絶妙で感動すら覚えます。一気に高級酒になりました(笑)
お酒好きはぜひやってみてください。
今回紹介したのは、札幌朝市「高水」のジャンボ毛ガニ。
問屋の大量仕入れならではの値段で比較的安く購入できるので、堅蟹を食べてみたいという方はぜひ!