複数のデータをまとめて記憶!PHP配列の基本的な使い方。

PHP 配列web制作

以前PHPの変数の扱いを見たことがありますが、それに似たもので「配列」というものがあります。便利な機能ですが、多くの関数も絡んでくるので少し複雑です。

今回はそんな配列の基本的な使い方を見ていきたいと思います。

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PHP 配列

プログラムではたくさんのデータを扱いますが、変数を使って一個ずつ管理するのはとても手間がかかり扱いづらいです。

そんなときに便利なのが配列です。この機能を使うことで、複数の値をまとめて管理することが出来るようになります。

配列は、同じ名前の箱が複数で1セットになっている感覚です。ちなみにこの箱1つ1つは配列の要素と呼びます。

 

PHP 配列

配列の使い方

配列も変数と同じように、「=(代入演算子)」を利用して値を格納していきます。

$配列名[キー] = 値;

 

実際に配列を使ったループ文を見てみましょう。配列とループ文はよく組み合わされます。

ループ文に関してはこちらで紹介しているので、分からなかったらついでに見てみてください。

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PHP

<?php
$array[0] = "繰り返し1回目";
$array[1] = "繰り返し2回目";
$array[2] = "繰り返し3回目";
$array[3] = "繰り返し4回目";

for($i=0; $i<4; $i++){
    echo "{$array[$i]}<br/>\n";
}

?>

ブラウザ

繰り返し1回目
繰り返し2回目
繰り返し3回目
繰り返し4回目

配列の要素を呼び出すときは「キー」を使います。呼び方は色々ですが、要は呼び出すための番号のようなものです。ちなみに「””」でくくれば文字列もキーにすることが出来ます。

今回は配列「$array[]」に、キー「0~3」を設定しています。呼び出すときはこのキーを使うことで、各要素に代入された値を呼び出すことが出来ます。

ここではfor文を使い、配列のキーを0からインクリメントすることで各要素を順番に呼び出しています。この組み合わせを使うことで、for文をかなりシンプルに書くことが出来ています。

配列を扱うための特殊なループ文

配列はループ文とよく組み合わせられるといいましたが、配列を扱う特殊なループ文があるので紹介します。

2つありますが、それぞれ実際に使っているところを見てみたいと思います。

キーと値を使って配列の要素を繰り返す

文法

foreach($配列名 as $キーの変数名 => $値の変数名){
    繰り返すプログラム;
}

PHP

<?php

$array[1] = "あいうえお";
$array[2] = "かきくけこ";
$array[3] = "さしすせそ";

foreach($array as $key => $value){
    echo "$key : $value \n";
}

?>

ブラウザ

1:あいうえお
2:かきくけこ
3:さしすせそ

 

foreach文を使い、キーの変数を「$key」値の変数を「$value」と設定しています。

プログラムが実行されたら、この2つの変数に配列「$array」のキーと値が繰り返し格納される仕組みです。

値を使って配列の要素を繰り返す

文法

foreach($配列名 as $値の変数名){
    繰り返すプログラム;
}

PHP

<?php

$array[1] = "あいうえお";
$array[2] = "かきくけこ";
$array[3] = "さしすせそ";

foreach($array as $value){
    echo "$value \n";
}

?>

ブラウザ

あいうえお
かきくけこ
さしすせそ

先ほどとほとんど同じですが、こっちは値のみが格納されるようになっています。

最後に

配列とループ文を使うと、変数が増えてややこしくなってきますね。

今回は配列の簡単な使い方を見てきましたが、他にも配列の要素を扱う便利な関数がPHPには備わっています。結構な数があるので、まずは基本の形をしっかり覚えておきたいです。

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