アナリティクスの「ページ滞在時間0秒」から考えるサイト作り

ページ滞在時間サイト運営

Googleアナリティクスに平均ページ滞在時間っていう項目あるじゃないですか。

「滞在時間長い→うれしい!」

「滞在時間短い→悲しい…」

このくらいに考えている人も多いと思いますが、このデータはサイト作りをするときの参考になると思います。

それ以前に、そもそも”滞在時間0秒”の本質を理解してない人もいますよね。

今回はページ滞在時間の考え方と、そこから考えるサイト作りのお話です。

スポンサーリンク

Googleアナリティクスの「平均ページ滞在時間」

ページ滞在時間「ページ滞在時間が0秒…。そうか、記事をクリックしてからすぐに離脱されたんだな…」

実はこの考え間違いなんですよ。

0秒でもちゃんと読まれてるんで安心してください。

 

じゃあ、Googleアナリティクスはどうやってにページ滞在時間を計算しているのか…。この仕組みを理解したら、いってる意味がすぐ分かると思います。

ページ滞在時間はどうやって計算されるのか

Googleアナリティクスは、こんな方法でページ滞在時間を計算しています。

ページ(記事)を訪問してから、サイト内の別ページに飛ぶまでの時間差

正確にいうと「その記事の閲覧開始時刻」と「次のページの閲覧開始時刻」を比較して滞在時間を計算しています。

つまり、記事を10分読もうが1時間読もうが、その人が他の記事に飛ばなかったらページ滞在時間は0秒にせざるをえないのがアナリティクスの仕様なんです。

 

簡単に具体例を見てみましょう。

閲覧開始時刻滞在時間
1ページ目5時0分7分
2ページ目5時7分3分
3ページ目5時10分0分

1ページ目と2ページ目は、次の記事に飛んでいるので滞在時間を計ることが出来ます。

注目すべきは3ページ目。

3ページ目はどれだけの時間読み込まれていようが滞在時間は便宜上0となります。

 

これが0秒の正体。

これを知っておくだけでかなりデータの見方も変わりますよね。

 

さらに、平均滞在時間を出すうえで知っておきたいポイントがもうひとつ。もう少し深く勉強しておきましょう。

「直帰」と「離脱」の考え方

”平均”滞在時間の数値を正確に理解するためには、「直帰」と「離脱」の違いを理解する必要があります。

この2つはどんな風にサイトを去っていくかの違いなんですが、簡単に違いをまとめるとこんな感じ。

  • 直帰・・・1ページしか読まずにサイトを去った
  • 離脱・・・2ページ以上読んでからサイトを去った

1記事読んで終わるのが直帰で、サイト内をぐるぐるして去っていくのが離脱というとても簡単な違い。

 

重要なのは、これがどう平均滞在時間に絡んでくるのか…。

どちらも便宜上は0秒と表示されるんですが、実は「離脱に当たる記事の滞在時間は平均滞在時間の計算には使わない」というルールがあるんです。

逆に直帰は計算に含まれています

 

ここまで理解しておくと、より詳細なデータ分析が出来るようになってきますね。

ページ滞在時間から考えるサイト作り

ページ滞在時間

ページ滞在時間0秒の意味が分かったところで、ここからはこの0秒という数値をどう捉えるかを考えてみようかなと思います。

ページ滞在時間はSEOにも影響する?

大前提として、Googleは「ページ滞在時間がSEO順位に直接影響する」とは明言していません。

ただ、普通に考えてページ滞在時間が長いのは、ユーザーが積極的にそのサイトを利用していることの裏付けですよね。

これはつまり、”ユーザーにとって有益な情報を提供できている”ということに他なりません。

SEO対策のキーが「ユーザーに質の高いコンテンツを提供すること」である以上、ページ滞在時間のデータをもとに対策する意義は十分あるんじゃないかなーと思ってます。

サイト内を回遊してくれないとページ滞在時間は伸びない

じゃあどうやって滞在時間を延ばしましょう?ページ滞在時間0秒の記事をどうやって改善しようか…。

 

ページ滞在時間が0秒なのは、「直帰」と「離脱」が影響している話をしました。

中でも平均時間に絡んで来るのは「直帰」の方でしたね。

 

「直帰=1ページ読んでサイトを去った」という行動には2つのパターンが考えられます。

  1. 情報に満足してページを去った
  2. 求めていた情報がなかった、またはつまらなくてページを去った

1は情報発信者としてこの上なくうれしいこと。2は文章の構成や載せる情報を考え直す必要があるかもしれません。

しかし、この2つ全然価値が違うものの、Googleアナリティクスのデータ上は同じ0なんです。

 

これを滞在時間の数値として残すためには、サイト内を回遊してもらう必要があります。他のページに飛ばないと滞在時間が0秒になっちゃいますからね。

1のように、情報に満足して帰ってもらうのは、それはそれはうれしいことなんですが、贅沢を言うならば別の記事も読んでもらいたいわけです。

 

今すぐにでもできそうなことといえば、この2つが思い浮かびます。

  • 内部リンクを貼る
  • 文章、情報を見直す

1番簡単なのが「内部リンクを貼る」方法じゃないでしょうか。

その時書いている文章に関連する過去記事があれば、その都度リンクを貼って置くことで回遊率は大きく変わります。

検索上位に表示されない隠れた記事も、目に留めてもらえるようになりますし!

内部リンクは収益を上げる上でも重要なポイントです。

 

あと考えられるのは「文章や掲載している情報を見直す」こと。要は”リライト”ですね。

読みやすい記事にするのは永遠の課題。図、表、箇条書きを使ったり…。

 

読者がどこまで自分の記事を読んでくれているのかは、はっきりいって分かりませんが、どちらにせよライティングの勉強はこれから先ずっとしないとないとダメですね。

これをやれば絶対成功するっていうものがない以上、こればっかりは自分なりの方法を探すしかねぇ…。

webライティングを学ぶ

ブログ初心者でwebライティングの土台がないなら、それこそブログや本で勉強すると記事の書き方が変わるかもしれません。

僕が読んだ本でいうと「沈黙のwebライティング」とかがおすすめ。僕もいろんなところでおすすめされてたのを見て読んだひとりなんですけどね。

600ページ以上あるんですが、ストーリーのある会話形式で学べるのが超楽でした。嫌でも続きが気になります。

ブログ初心者、中級者は収穫も大きいと思いますよ。

Amazonおとなセレクト
食の逸品はこちら
Amazonおとなセレクト
食の逸品はこちら