フィリップスのヌードルメーカーでパスタを作る時は、基本「薄力粉」と「強力粉」を使って製麺します。
なんですが!レシピ本に記載されているワンポイントアドバイスによると、どうやらこの2つの代わりに「デュラムセモリナ粉」という小麦粉を使うと、より本格的なパスタになるらしいんですよ。
そんなわけで、早速デュラムセモリナ粉を買ってきて試しにパスタを作ってみました。
「デュラムセモリナ粉」って?
デュラムセモリナ粉は、「デュラム小麦」から作られた小麦粉の1種。”デュラム”という小麦の品種があるんですね。
通常の小麦粉よりも麺に弾力が出るのが特徴的で、パスタ用の小麦粉として知られています。これを使えばよりおいしいパスタが作れるそうです。
実は、スーパーで並んでいる乾燥パスタのパッケージ裏面を見ると、その多くの原材料名に”デュラム小麦”と表記されているはず。家にあればチェックしてみてください。
ちなみに「セモリナ」というのは、小麦の胚乳のことで、それを”粗挽き”したもののことを言うんですよ。
デュラムセモリナ粉とヌードルメーカーでパスタを作る
それでは、「ヌードルメーカー」と「デュラムセモリナ粉」で自家製パスタを作っていきましょうか。
ちょっと前に薄力粉と強力粉で同じようにパスタを作ったので、それと比較してみたいと思います。
ご覧の通り、デュラムセモリナ粉はいきなりパスタの色してるんですよ。最初あの黄色は、卵でしか出せないんだと思ってました…。見てるだけでワクワクしてきます。
デュラムセモリナ粉は、薄力粉や強力粉と比べ水分量の調整が難しい。
よくあるパスタのレシピには、使う卵のサイズまでしか書いてありませんが、卵の量も溶いてから必要な分量を量って入れた方が良さそうです。
そしてこちらが完成した「デュラムセモリナ粉」のパスタ。
で、こっちが「薄力粉」と「強力粉」で作ったパスタ。
色も質感も全然違いますねー。
質感に関しては微妙な水分量の違いで変わってくるのかもしれませんが、やっぱりデュラムセモリナ粉の方が本格感がありませんか…?なんというかプロが厨房で打った感じ。
見た目でいうと結構な差が出ますね。
「デュラムセモリナ粉」と「薄力粉+強力粉」の違い
肝心なのは味なんですが…。
今回2種類のパスタを作って食べ比べてみましたが、結論を言うと、味の差は思ったよりもありませんでした(笑)
別々の日に食べたので何とも言えませんが、正直一緒に食べ比べないと分からないです…。
確かにコシはデュラムセモリナ粉の方がありましたが、結局同じ小麦粉なので味の違いはそこまでないのかもしれません。
また、デュラムセモリナ粉は表面が若干ざらざらして見えます。ヌードルメーカーでは混ぜるのが難しいんでしょうか…。
このパスタは、パスタソースによって合う合わないがはっきりするような気がします。ナポリタンやカルボナーラとの相性が良さそうですね。
「乾燥パスタ」と「生パスタ」はソースとの相性で使い分ける必要があるなぁ…と、ヌードルメーカーを使っていて思う今日この頃です。
デュラムセモリナ粉で作るパスタは水が不要?
最後に一つ伝えておきたいんですが、今回は「ヌードルメーカー用のレシピ」で作ったことも、パスタの仕上がりに大きく影響しているかもしれません。
デュラムセモリナ粉のパッケージに記載されたレシピには「水」が使われていなかったんですよ。これによってちょっと差が出るかもしれません。
近いうちに、パッケージに記載されていたレシピ通りの分量で作ってみようと思います。