お茶漬けによく入っているあの小さな実。地味にその食感、味の虜になっている人も多いんじゃないでしょうか。
良き薬味としてお茶漬けのレベルをぐんと引き上げてくれる。これがあるのとないのでは大違いですなんです。
実はこれ「しその実」って呼ばれる実なんですが、今回はそのしその実を使った美味しい料理を紹介したいと思います。
お茶漬けに入ってる「しその実」って?
しその実は、しその葉が生えている先端に稲穂のように伸びてくる種子のこと。
身近なところでいえばやはりお茶漬けの薬味。というか正直そこでしか見たことないです。
しその実の収穫時期は9~10月。しその花が散り始めた直後がベストな収穫タイミング。しそを育ててる人なら何となく見た記憶があるかもしれませんね。
しその実の塩漬け
そして、こちらが今回料理のために取り寄せたしその実。塩漬けにしたものです。ネットでは塩漬けか佃煮しか売ってませんでした…。
しかし、塩漬けなら10分くらい水に漬けて置くことで、塩っ辛さを取り除くことが出来ます。しその実の風味はしっかり残るのでご安心を。
料理に使うならこれが一番おすすめの方法です。
ぜひおすすめしたい!しその実を使った店料理を再現してみる
今回うちでしその実料理を作ろうと思ったきっかけはこれ。
店で美味しいしその実料理と出会ったんです。
しその実で味付けしたご飯に小海老の天ぷら。最後に出汁をかけて食べます。
なんとか家で再現したい味。 pic.twitter.com/MELuJDxAhu— りょう (@ryocnn) 2017年8月27日
せっかくしその実も見つかったので、自分の舌を頼りに何とかこの料理を再現してみようと思います。
1、お茶漬け用の出汁を取る
しその実が入っているだけのことはあり、締めはお茶漬けで食べるんですよ、この料理。
おそらくあの味は鰹節…。とりあえずこれで出汁を取ってみたいと思います。
2、しその実、ゆかりをご飯に混ぜ込む
しその実以外にもゆかりも入ってる感じですね。
店では振りかけているだけでしたが、よりご飯に味がつくようにと混ぜ込んでみました。
ここはもう自分の好みです。
3、天ぷらを盛り付け
最後にお好みの天ぷらを盛り付けて完成。
今回使ったのは、「小エビ」「舞茸」「オクラ」の3種類。フリッター寄りの天ぷらにしてみました。
普通の天丼のように、天つゆをかけて食べるのも美味しいですね。薬味の効いたあっさり天丼といった感じ。
特に変わったことはしてませんが、これでなかなかの再現度だと思います。しいて言うなら、素材そのものに差があるくらいでしょうか。(特に海老)
そして、最後はもちろんお茶漬けでいただく。ゴマとしそも準備。
やっぱしその実って、お茶漬けにすると良い味出ますよねー。改めて実感しました…。
最後に
天丼のお茶漬けってかなり新しいですよね。最初店で聞いた時は驚きましたが、いざやってみると相当イケる。
この一見不思議な組み合わせが綺麗な料理に収まるのも、しその実の力なのかもしれません。
うちでお茶漬けを作る時はぜひ「しその実」を使ってみてはいかがでしょう。