先日とある料理本を見ていたら、簡単に出来る燻製ベーコンがあったので試してみました。
燻製と聞くと、手間暇かけて作るようなイメージがありましたが、意外と短時間で作れる物なんですね。
燻製の匂いがこもってしまうので、窓を開けたり場所に注意してやってみてください。
燻製とは
せっかくなので、燻製のことを少し調べてみました。
燻製はもともと、食材を長期保存するためにやっていたものらしいです。煙に含まれる殺菌成分が食材に浸透するからだとか。
それが今では、風味づけが目的とされるようになってます。
燻製方法も細かく分けると三種類あるらしいです。熱燻、温燻、冷燻。それぞれ時間や加熱温度に違いがあります。
熱燻
高温で短時間いぶす。保存には向かない。(魚など)
温燻
中温で数時間から一日ほどいぶす。一般的な燻製はこれらしい。保存に向いている。(肉など)
冷燻
低温で一週間以上いぶす。(ハム、サーモンなど)
今回の燻製方法は、温燻が一番近そうですね。
最後に燻製に使われる木材ですが、ピートやサクラが有名。
日本で一番使われているスモークチップはサクラです。肉との相性が抜群だとか。
ちなみに今回は、サクラのスモークチップを使いました。
一方ピートは、最も香りが強いスモークチップです。これもいつか試してみたいです。
燻製の作り方
材料
- 豚バラ肉ブロック 400g
- 塩 大さじ1
- 砂糖 大さじ2
- こしょう 小さじ1/2
- スモークチップ 1/2カップ
まずは燻製器の準備です。
中華鍋のような深めのフライパンを用意します。
その内側をアルミホイルで覆ってください。フタも同じようにアルミホイルでコーティングします。
次にスモークチップを1/2カップフライパン中央に敷き詰めていきます。
今回使うスモークチップはサクラです。
続いて肉を乗せるための網を準備します。
フライパンに合う網がなかったので、サイズを調整して何とかはめ込みました。
これで燻製器の準備は整いました。
次はベーコンの準備です。
豚バラ肉ブロックを買ってきました。
豚バラ肉に下味を付けておきます。
塩大さじ1、砂糖大さじ2、こしょう小さじ1/2を混ぜて肉にすり込んでいきましょう。
このまま10分くらい置いておきます。
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10分後。
かなり水気が出ているので、キッチンペーパーでふき取りました。
いよいよ、豚バラ肉を網の上に乗せフタをして点火。
まずは強火で煙が出るまで加熱し、煙を確認したら弱火で40分くらいいぶしていきます。
待つこと40分
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焼きあがりました。
じゃっかん黄色くなっています。燻製の効果でしょうか。
断面はこんな感じです。
完成!
酒のつまみに最適な味です。火の通り具合もちょうどいいと思います。
もう少し火を強くしていれば、煙もしっかり出てより燻製した感じが出ると思います。
極端に弱火だと煙がなくなり、いぶすことが出来ないようです。
ついでに他の食材も燻製してみました。
個人的にはうずらの卵に期待していましたが、はっきり言って不味かったです。
スーパーのおつまみコーナーで見かけるので、いけると思ったんですが…。
たぶんあれは、燻製以外にしっかりと味付けをしてるんですね。やる人は注意してください。
チーズは絶対おいしいはずですが、驚きの結果が出ましたよ。
写真でも分かるように三角の「6Pチーズ」と長方形の「ベビーチーズ」の2種類を燻製しました。
結果ベビーチーズは、良く食べるスモークチーズみたいな味になりましたが、6Pチーズは何か酸っぱい感じに…。
同じチーズでも味付け次第で、合う合わないがあるようです。6Pチーズはそのまま食べましょう。
ウインナーはそこそこおいしくなりました。これもチーズのようにもとの味付け次第な感じがします。
最後に
初めて燻製をしましたが、たまには面白くていいと思います。ベーコンめちゃくちゃ美味かったです。
あと燻製も食材の味付け次第で、合う合わないがあるんですね。チーズには驚きました。
台所の燻製の匂いはなかなか取れそうにありません…。