スーパーのお買い得商品「魚のあら」。切り身だと高いブリや鯛も、アラなら300前後で購入できます。
といっても骨だらけで料理が限られるのも事実…。
そんなわけで今回はちょっと変わった調理をしてみようかなと。鯛あらを揚げ団子にしてみます。
フードプロセッサーで作る「鯛の揚げ団子」
こちらが今回使う鯛あら。近所のお魚市場で、特売日にはなんと1パック100円で買えます。
これをすり身にして団子状にします。
1、鯛あらの骨を取り除く
フードプロセッサーならある程度の骨は砕いてくれると思いますが、ちょっと怖いので骨は取り除きました。
骨を取るというよりも、身をこそぎ取るイメージでやると早くできます。マグロの中落ちをスプーンとかで取る感覚です。
どうせすり身になるので、鯛の身が崩れることに一切の躊躇はいりません。
100円とは思えない量の身が取れました。これを切り身で買おうとすると500円はするでしょう。
残った骨は「あら汁」にしてしまいます。これだけ身を取り除いても、十分すぎるほどの鯛の出汁が取れますよ。
2、ジャガイモでかさ増し
かさ増しするために「ジャガイモ」を投入。
これが意外と自然に馴染んでくれます。食べてみても、まさかジャガイモが入ってるとは思わないほどです。
最後に、味付けの「塩こしょう」と好みの食材(薬味など)を入れてフードプロセッサーを回します。
鯛としその香りが素晴らしい。
食べるまでもなく鯛の爽やかな甘みが感じられます。
3、小麦粉をまぶして素揚げ
鯛あらが適度なすり身になったら、丸めて小麦粉をまぶします。
表面がからっとするまで素揚げしたら完成です。想像以上に時間をかけないと、良い色はつきませんでした。
安い鯛あらからも頑張れば立派な鯛の身が取れる
魚の団子はどうしてもパサパサしてしまいます。「大根おろし」と「天つゆ」をかけて食べると美味しく食べられますね。
おろしポン酢とかも合いそう。とにかく何かしらのソース(水分)が欲しいです。
食べると鯛の風味が口いっぱいに広がります。ジャガイモ感は全くありません。
他になにか入れるとしたら、レンコンのような食感のあるものが入っていてと良かったかも。
どうでしょう。鯛あらでも頑張ればこんな料理が作れます。煮込み、塩焼きだけじゃありません。
ちょっと手間はかかりますが、この値段でここまで鯛らしい料理が楽しめるのは良いですね。ついでにあら汁も作れましたし。
何はともあれ、鯛あらを使った料理としては新鮮なものになりました。