ビア缶チキンに使う「丸鶏」をお探しのあなた。
バーベキューという特殊な環境では火入れがとても難しいですが、ポイントはそれだけではありません。
地味に重要なのが「どんな鶏肉を使うのか?」です。最初の鶏選びがビア缶チキンの成功を大きく左右するといっても大げさではありません。
そんなわけで、今回はビア缶チキンと相性抜群の丸鶏「紀州うめどり」の紹介です。
「紀州うめどり」の特徴
紀州うめどりは和歌山産のブランド地鶏。
名前を聞いてピンときた人も多いと思いますが、あの「紀州南高梅」を使って飼育された鶏なんです。
うめどりの誕生
紀州うめどりは、南高梅のエキス(梅酢)を加えた飼料によって育てられた鶏です。
「夏場の弱った鶏に梅酢を飲ませる風習がある」という噂を聞きつけ、飼料に梅酢を混ぜて飼育する研究をした結果、紀州うめどりが誕生しました。
もともと南高梅を作る過程でできる梅酢が余ってそれを利用したそうです。
ちなみに、紀州うめどりが産む卵は「紀州うめたまご」として販売されています。これも食べてみたくなりますね。
うめどり最大の自慢は「健康」
うめどりは地鶏のコンテストで、名だたる有名地鶏を抑え最優秀賞を獲得した実績もあります。
にもかかわらず、他のブランド地鶏と比べかなり安価で購入できるのがうれしいところ。
そんな紀州うめどりの特徴がこちら。
- 紀州梅の梅酢を飼料にした贅沢な鶏
- 梅酢により免疫力と抵抗力がup(病気になりにくい)
- きれいな赤い身で、皮・内臓・骨までピカピカ
- 梅酢により「コク」と「弾力」が強くなる
- 肉のドリップが出にくい
- 柔らかくて臭みがない
簡単に箇条書きしてみましたが、一番の売りは「健康」です。
梅酢の効果により、内臓の状態が素晴らしく良くなり健康な鶏に育つそうなんですよ。
さらに、「平飼い」と呼ばれる鶏が自由に歩き回れる飼育方法のおかげで、鶏がストレスを感じることなく育つようにしています。
その結果、うめどりは肉質の良い鶏に仕上がるんですね。
ビア缶チキンに紀州うめどりがおすすめな理由
簡単にうめどりの紹介をしましたが、ここからはビア缶チキンに合う理由を細かく探っていきたいと思います。
うめどりはドリップが少ないのでジューシーに焼きあがる
肉からでる水分(肉汁)を「ドリップ」と呼ぶんですが、うめどりはこのドリップが少ないところに最大の特徴があると思います。
梅酢の効果で鶏の筋肉を発達させることで、ドリップが出にくい肉質に育つんです。
ドリップ少ないということはつまり水分が外に逃げにくいということ。鶏肉なのにパサつかずジューシーな焼き上がりになりやすいんですよ。
ビア缶チキンは火入れがとても難しいんですが、この特徴のおかげである程度焼きすぎてもジューシーさが保ちやすくなります。
ただでさえ火入れの難しい鶏肉…。ビア缶チキンにする丸鶏としてここまで相性の良い鶏はいないでしょうね。
ビア缶チキンの作り方とコツもまとめてあります
良い鶏を選んだらあとは焼き方ですね。
ビア缶チキンの作り方とそのコツは別の記事にまとめてあるのでそちらをご覧ください。
サイズやバーべキュー環境によっても変わってきますが、焼き時間等の目安もまとめておきましたので参考にどうぞ!
あわせて読みたい