ネットショップの集客手段の1つ「リスティング広告」。
ここでは、そんなリスティング広告に関する知識を基礎から解説します。
様々な広告手段がある中、なぜリスティング広告を出すのか?
まずは、これによって得られる客層を理解して目的を明確化することが大切。
集客に悩む個人ショップ運営者さんは参考にしてみてください!
リスティング広告って?
リスティング広告は、「検索結果ページの上部に表示される広告」のこと。SEMの1つです。
SEMを知らない人は、先にこちらの記事を読むと理解が深まるはず。
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リスティング広告は、ユーザーが検索エンジンにキーワードを入力し検索したとき、そのキーワードに即した広告を上部に表示する仕組みとなっています。
例えば”リスティング広告”というキーワードで検索してみると、ご覧の通り上位4サイトは全て広告が表示されていました。
リスティング広告によって検索結果に表示されているサイトには「広告」というラベルがついているので分かりやすいですね。
と言ってもラベルは小さいですし、他のサイトと馴染んだデザインなのであまり広告感はありません。
検索結果のクリック率について
もちろん、「これは広告だからスルー」と避ける人もいますが、そんなこと考えるのは一部のユーザーです。
普通の人は、上位から目を通し、気になったタイトルをクリックするでしょう。
ちなみに検索順位ごとのクリック率はおおよそこんな感じ。(リスティング広告は除外して計測したデータです)
- 1位・・・約20%
- 2位・・・約10%
- 3位・・・1桁%以下
1位でも意外とパーセンテージが低いんですよね。少し前に読んだ本によると、高くても30%前後みたいですよ。
しかも3位以下になると1桁%以下にまで下がります…。
目を引くタイトル付けの重要性や、検索結果1ページ目でも上位と下位ではクリック率に差があることが分かりますね。
リスティング広告を出すときの目安にしてみてください。
SEOと違い、お金の力でサイトの上位表示が可能
リスティング広告の最大の特徴は、お金の力でサイトを検索結果上位に表示できること。
SEO対策が不十分で上位表示できないネットショップも、強引に検索結果にサイトを表示させることが出来ます。
逆に言えば、サイトパワーの弱いネットショップが検索からのお客さんをゲットするには、リスティング広告を利用するしかありません…。
リスティング広告の料金について
そして、ここで気になるのが広告掲載にかかる金額。
ズバリ言うと、広告入札単価は検索数の多いキーワードほど高くなります。
ビックワードでの掲載をしようとするとそれなりにお金がかかるということです。
また、リスティング広告枠の中にも「広告ランク」と言って順位が存在します。
「入札単価」と「広告品質(クリック率等)」を考慮してランキング付けされるので、せっかくお金を払うならクリック率も考慮したタイトル付けまでセットで考えることが重要ですね。
ネットショップの「顕在客」にアプローチすることが真の目的
ここまで、リスティング広告の紹介をしてきましたが、実際に広告を出すときの目的も明確化させておきましょう。
リスティング広告を出す主な目的はこれです。
- 検索からのお客さんを獲得する
- 顕在客へのアプローチで高いコンバージョンを確立
検索からのお客さんを獲得することが目的なのは言うまでもありませんが、これによって「顕在客」へアプローチをすることが真の目的です。
広告を出す場所は「SNS」「テレビ」「雑誌」などリスティング広告以外にいくらでもあります。
その中でもリスティング広告は、顕在客に向けた発信になりやすい特徴があるんです。
顕在客と潜在客はネットショップ関連のワードとしてよく出てくるので覚えておくと良いですよ。
- 顕在客・・・購買モチベーションが高い
- 潜在客・・・購買モチベーションが低い
テレビや雑誌は、多くの不特定多数に向けて発信するのが特徴。
その分多くの人に見てもらえる利点はありますが、興味がない人にまで発信していることになるので広告費に無駄が出てきます…。
ちなみにこの場合は、もともと興味のなかった、もしくは商品の存在を知らなかった”潜在客”に響く発信を心がける必要があるわけです。
一方リスティング広告はその無駄が少なくて済みます。
気になるキーワードで検索した人に向けて広告を発信するわけですから、当然そのユーザーの購買モチベーションは高いはずです。スタート地点がそもそも違うわけです。
このお客さんはもともと興味があるので、最後の購入を後押しするような作業が重要。
気になっていた人に発信すれば当然コンバージョン(成約率)も上がり、広告費に見合った売り上げにつなげやすくなります。
ネットショップ開設初期は広告費も必要
ネットショップ開設初期は売り上げも少なく大変な時期…。
最初の内はどのショップも集客力なんてありませんから、広告を出してカバーするのはある種必要なステップだと思います。
リスティング広告は出したい時期にピンポイントで掲載することができるので、タイミングを計って使ってみてください。