家庭用の製麺機と言えば、フィリップスの「ヌードルメーカー」です。
「ラーメン」「パスタ」「うどん」「そば」などなど…。これほどの種類の麺を網羅している家庭用製麺機ってほとんどないので、数少ない他メーカーと比較した結果、結局フィリップスのヌードルメーカーを購入する人が多いんですよね。
そんなわけで今回は、「フィリップスのヌードルメーカーを使うとどんな仕上がりになるのか?」を実際に調理して見てもらおうかなと思います。
その実力を徹底的にレビューしましたので、ぜひ購入前の参考にしてみてくださいね!
人気の家庭用製麺機!フィリップス「ヌードルメーカー」
フィリップスのヌードルメーカーは、家庭で生麺づくりが楽しめる画期的な調理器具です。製麺開始から約10分で麺が完成するという常識外れの製麺機。
うどんやそばを手打ちで作ったことある人は分かると思いますが、この10分という時間を聞くと正直手打ちがバカらしくなってきますよね。
実は以前、素人ながら手打ち麺を作ったことがあるんですが、はっきり言ってヌードルメーカーを使った方が断然美味い麺が作れます。「所詮家庭用…」なんて言えなくなるレベルです。
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生地は最短5分でこねられる
生地は最短5分で完成します。「5分」「6分」「7分」「8分」と自分で好きな時間に設定できるんですが、この”こね時間”を長くすればするほど麺に”コシ”が出る仕組み。
どうしてこんな短時間で生地がまとまるのか?不思議ですよね。実は正確に言うと、この段階ではまだ生地は纏まっていません。よく見ると、粉と水が全体的に混ざっただけの”そぼろ状”になっているんです。
ではこれがなぜしっかりと固まった麺として出てくるのか…。
フィリップスのヌードルメーカーは、生地を麺として押し出す際に強い圧力を与えているんです。その力なんと720kg。人の握力と比べると、これがいかに強い力なのかが分かりますよね。
このおかげで、こね時間がたったの5分とは思えないくらいのコシが出るんですよ。不思議なくらいに、麺がしっかりしていて千切れないんですよね。前に自分で打ったそばなんかひどいことになってましたよ…。
炊飯器でご飯を炊くが如く麺を作ることが出来るのは、家庭用ヌードルメーカーならではの特別な技術です。
ヌードルメーカーで作れる麺料理
ではここで、ヌードルメーカーで作れる麺料理を確認してみましょう。
- ラーメン
- つけ麺
- うどん
- そば
- パスタ
- ペンネ
- ラザニア
- 餃子の皮
- ワンタン
- クッキー
「製麺キャップ」を付け替えることで、様々なタイプの麺が作れるようになっています。
丸麺、角麺、平麺が基本的なラインナップで、それぞれ細さが違う製麺キャップが存在し、大抵の麺料理はカバーできます。
意外と知らない人もいるんですが”クッキー”なんかも作れるんですよ(笑)。別売りですけどね。
ヌードルメーカで実際に麺を作ってみる
フィリップスのヌードルメーカー「HR2365/01」には、最初に4つの製麺キャップが付属しています。
- 1.6mm角麺
- 2mm丸麺
- 1.6mm平麺
- 2.5mm角麺
それぞれで「ラーメン」「パスタ」「うどん」「そば」を実際に作ってみたので、フィリップスのヌードルメーカーで作る麺がどれほどのものかをご覧ください。(付属のレシピに沿って作ったものです)
2mm丸麺で作る「ラーメン」
まずは「2mm丸麺」で作ったラーメン。「強力粉」「冷水」「温水」「食塩」「重曹orベーキングパウダー」で作れます。
生麺というのは、どうしても「柔らかい」というイメージが先行しがちですが、全然そんなことありません。芯のしっかりとした麺です。
もしかしたら、ラーメンはもうワンサイズ細い麺でも良いかもしれませんね。こうなってくると、次はスープの研究をしたくなってきます。
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1.6mm平麺で作る「パスタ」
続いて「1.6mm平麺」で作ったパスタ。いわゆる”フェットチーネ”が作れるわけです。
ちなみにパスタは、「薄力粉」「強力粉」「卵」「冷水」「食塩」を使います。
パスタ専用の「デュラムセモリナ粉」を使うとより本格的になりますね。
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実際に食べてみると、乾麺のパスタと比べ明らかにパスタにソースの味が絡むのが分かります。乾麺のパスタってソースの味と絡みにくいじゃないですか…。
ちなみに、もう少し幅が広い平麺を作りたい場合は、別売りの「0.8mmシート」を使う必要があります。
2mm角麺でつくる「うどん」
「2mm角麺」で作ったうどんです。「中力粉orうどん粉」「冷水」「食塩」で作れます。
下記の記事で詳しく紹介してるんですが、個人的にはうどんのクオリティが非常に高く感じましたね。これだけのためにヌードルメーカーを買う価値もあるレベルだと思います。
最大こね時間の「8分」で作ると、もうコシがヤバイことになります。うどん好きこそヌードルメーカーを試してみてほしいです。
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1.6mm角麺でつくる「そば」
最後は「1.6mm角麺」で作ったそば。「強力粉」「そば粉」「冷水」「食塩」で作れます。
つなぎのために強力粉はある程度必要ですが、そば粉の割合を増やせば増やすほど茶色くてより風味の強いそばになります。さすがに10割そばを作るのはちょっと難しいかもしれませんが…。
「製麺キャップ」と「こね時間」を上手く使いこなすことで、ご覧の通り様々な種類の麺を作ることが出来ます。
極端に言えば「1.6mm」の細さのうどんも作れるわけで…。色々と試してみると面白い麺料理が作れそうです。
ヌードルメーカーならではの料理の楽しさ
ここからはさらに深くフィリップスのヌードルメーカーの良さを見ていきましょう。ただレシピ通りの麺を作るだけでは、ヌードルメーカーの持ち味を活かしきれているとは言えません。
練り込みのオリジナル麺が作れる
自分で製麺できるということは、麺にオリジナルの食材を練り込むことが出来る楽しさもあります。例えばこんなもの。
- ニンジンジュース
- ほうれん草パウダー
- 粉チーズ
- 乾燥バジル
- イカスミ
- 黒こしょう
- 七味唐辛子
- カレー粉
- ゆかり
- 擦りごま
- ゆずこしょう
- おろし生姜 etc
「ジュース状」「粉状」のものとの相性が非常に高く、基本的には何でも練り込むことが出来ます。スーパーではなかなか購入できないですよね。だったらもう自分でやっちゃおうって話です。
色付きの麺が出てきたときの興奮といったらもう…。たまらないですね。
あとはあなたのアイデア次第。麺のバリエーションはとどまるところを知りません。