マゴチの刺身は薄造りが美味い!捌き方から詳しく解説します

マゴチ 刺身料理

こんにちは、りょう(Twitter)です。

スーパーで「マゴチ」を買ってきました!

今回はこれを薄造りにして、ふぐのテッサみたいな感じでいただくことに…。

白子や肝など内臓も食べられるので、それも踏まえつつ「捌き方」から「食べ方」まですべて紹介します!

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マゴチはフグにも匹敵する美味さ!?

マゴチ

こちらが今回捌くマゴチ。コチとも呼ばれます。

形はちょっと前に紹介した八角に似てますねー。

 

ちなみにスーパーで一匹980円だったんですが、実はマゴチは高級魚との呼び声も高く、夏はフグにも劣らない味がすると言われています。

フグこそ言わずと知れた高級魚。980円でそれに匹敵する味が楽しめるとなるとかなり価値がありますよね!

マゴチのおすすめ調理法

マゴチはどんな食べ方もできますが、やはりテッサのように薄造りにして食べるのがおすすめ。

薄さで味が大きく変わるので、皿の柄が透けて見えるくらいの薄造りにしてみましょう。

 

ちなみにマゴチは内臓にも食べられる部分が多い魚です。

例えばこんな感じ。

  • 白子・・・さっと茹でてもみじおろしポン酢で食べるのがおすすめ
  • ・・・煮付けにして食べるのがおすすめ
  • ・・・包丁でたたいて肝醤油にするのがおすすめ

これがまた美味いんです。調理法はまた後程紹介したいと思います。

マゴチの捌き方

それではマゴチの捌き方を見ていきましょう。

こんな形してますが、初心者でも意外と捌きやすい部類だと思います。

1、背ビレと尻ビレを切り落とす

マゴチ 捌き方

まず最初に、危険な「背ビレ」と「尻ビレ」を切り落としておきましょう。

包丁でもハサミでもOKです。

マゴチ 捌き方

こんな感じ。

パッと見ちゃんと取れたように見えていても、小さい棘が残ってることが多いので注意してください。刺さるとけっこう痛いです…。

2、腹を割って内臓を取り出す

マゴチ 捌き方

先ほど紹介した通り、内臓には可食部があります。

頭を不用意に切り落とす前に、包丁で腹を割って内臓を取り出しましょう。

これで内臓を傷つけることなくきれいに取り出すことが出来ます。

マゴチ 白子と肝

めっちゃ綺麗ですねー!

今回のマゴチは「白子」でした。オスです。

メスは「卵」が入っているので煮付けにでもしてみてください。

 

ちなみに、白子と肝以外にも食べられる部分があるんですが、処理が面倒なので今回はやめておきます。

個人的にはこの2つを食べられれば十分だと思いますよ。

3、マゴチの頭を切り落とす

マゴチ 捌き方

内臓が取り除けたら、マゴチの頭を切り落としましょう。

頭の左右にヒレが2つずつ付いているので、そこも一緒に落としてください。

ちなみに頭は後ほどであら汁にするので捨てないように。

4、大名おろしで3枚におろす

八角もそうでしたが、マゴチのような細長い魚は「大名おろし」で捌くと簡単におろせます。

【大名おろし】
通常の三枚おろしは「背側」と「腹側」の両方から包丁を入れて捌きますが、大名おろしは背側から腹側に向かって包丁を入れ一気におろします。簡単ですが、骨に身が残る贅沢な切り方なので”大名”おろしと呼ばれるようになったそうです。

マゴチ 捌き方

ちなみにマゴチは腹付近に複雑で硬い骨が入ってます。

この骨を最初に裁ち切っておくとより捌きやすいです。

マゴチ 大名おろし

こんな感じに多少身は残りますが、あら汁の出汁になると思えばこれくらいOK。

これでひとまず三枚におろしの完了です!

5、複雑に入り組んだ腹回りの骨を取り除く

マゴチ 捌き方

マゴチの腹付近の骨は特徴的です。

通常の魚の腹骨とは違い、中骨部分からまな板に対して垂直に太い骨が入っているイメージ。

 

力の入りやすいペンチなら骨を抜くことも出来ますが、腹身ごとガッツリ落とす人も多いです。

今回はもったいないので上手くよけつつ捌きました。

6、皮を引いて残った骨を除去

マゴチ 捌き方

皮は比較的分厚いので簡単に引くことが出来ると思います。

ちなみにマゴチは皮も美味しく食べられるので取っておきましょう。

 

皮が引けたら、表面を手で触りながら骨が残ってないかを確認。

写真のように皮面から骨を抜くことが出来るので試してみてください。

7、ラップで包み30分ほど冷蔵庫へ

マゴチ 捌き方

最後にラップに包んで30分ほど冷蔵庫へ…。

こうすることで水分が抜けて身が締まります。これで下処理完了!

マゴチの刺身は薄造りが美味い!

マゴチ 刺身

マゴチと言ったら薄造り!

さっと茹でて氷水に入れた「皮」も一緒にいただきます。

ふぐのテッサと一緒ですね。ぜひ食感を楽しんでください。

マゴチ 刺身

「肝醤油」と「もみじおろしポン酢」でいただきましたが、個人的にはもみじおろしポン派。

正直肝はカワハギほどではありません。あれはほんと美味いですから…。

 

とはいえ、マゴチの刺身そのものの味は噂通りです。

マゴチ 刺身

フグと比べ値段が安いので、こんな感じで罪悪感なく豪快に食べられます(笑)

誰もが一度は夢見る食べ方ですよね、これ。

 

続いてはあら汁。

マゴチ あら汁

「白だし」や「だし醤油」であっさりと…。あとは「塩」で様子を見ながら仕上げます。

ご覧の通り脂も浮いていて良い出汁が出てますよ!

マゴチは白子も食べられます!

マゴチ 白子

「マゴチの白子」ってあまり聞きませんよね…。でも想像以上に美味かった!

以前、安くて美味い「鮭の白子」を紹介しましたが、濃厚さは完全に上回ってますね…。これを捨てるのは勿体ない。

 

さっと茹でて氷水にさらしたら、一口大にカットしましょう。

薄造り同様にもみじおろしポン酢がおすすめです!

 

この通り、マゴチは可食部が多くていろいろな楽しみ方ができる魚なんですよ。

めちゃくちゃ美味いです!おすすめ。

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